《風俗ガイド》名古屋に存在している魅力的な風俗


《風俗ガイド》名古屋に存在している魅力的な風俗ブログ:151126


終戦直後、
ミーたち一家は、谷中の3軒長屋で暮らしていた。

詳しく言えば、
母と姉貴とミーの3人で、
パパは南方戦線からまだ戻っていなかった。

当時の午前中食は、
どの家もたいてい芋粥だった。

お粥の部分は姉貴とミーが食べ、
母はいつもサツマイモの部分を拾って食べていた。

まだ小さかったミーは、
母はサツマイモが好きなのだと思っていた。

そしてお昼のご馳走は焼芋である。
外でチャンバラごっこをしていたミーは、
今まさに新撰組と切り結んでいる最中に、
「やきいもー」という焼芋屋の声がする。

そうなるともう新撰組もない。
ミーはあわてて家に駆け込み、
無駄でも「焼芋買ってくれ!」と母に頼むのであった。

サツマイモばかり食べている毎日なのに、
なんでまた焼芋かと言えば、
ミーたちが普段食べていたサツマイモは
「タイハク」とかいう水っぽいものなのだが、
焼芋屋の芋はホントに美味い「キントキ」だったのである。

そんなわけで、
姉貴とミーはたまに焼芋にありつけるのだが、
母は決して焼芋を食べることはなかった。

いつも「焼芋は胸が焼ける」「今日は食欲不振」と言って、
焼芋にかぶりつくミーたちを見てただ笑っているだけであった。

しばらくすると、
お米もちゃんと配給になり、
食パンだって何時間も並べば買えるようになった。

やがて、パパも南方戦線から帰って来て
ミーたちは長屋を引っ越し、サツマイモなど長屋時代の思い出は
遥か遠いものとなっていった。

姉貴とミーにお粥を食べさせようとして、
自分はサツマイモの部分を食べていた母。

そのくせ、お金がないためか自分だけ焼芋を食べなかった母。
母は一体、サツマイモが好きだったのか嫌いだったのか…

今年の中秋の名月の日には、
母の仏前に焼芋でも供えようかとミーは思う。